業務を改善する仕組みが有ります。
ISO9001の認証を取得している企業には、定期的に業務を見直し改善する組織的仕組みが要求されています。
すなわち、業務を改善する仕組みが有ります。
業務を改善するためには、あなたが法人/組織から受け取る製品やサービスが一定の品質を保っているのか、確認する手段が必要です。
この手段は法人/組織ごとに「品質マニュアル」(要求事項:4.2.2 品質マニュアル)に定められ、文書として記録(要求事項:4.2.3 文書管理、4.2.4 記録の管理 )することが定められています。
しかも、この品質管理の方針は、あくまでも「顧客重視」であること(要求事項:5.2 顧客重視※1)とされれおり、顧客の要求事項が満たされているように品質管理の計画を定め(要求事項:5.4.2 品質マネジメントシステムの計画)、「品質管理計画の改善の機会」や、「品質管理計画の評価」、「品質方針及び品質目標を含む品質マネジメントシステムの変更の必要性の評価」も行わなければならないと定めれれています(要求事項:5.6 マネジメントレビュー)。
このような厳格で詳細な規定に基づいて、ISO9001の認証を取得した法人/組織は常に「顧客満足」を向上するための仕組みを運用しています。
要求事項にはそのほかにも以下のとおり、詳細な規定と運用が求められています。
№ | 項目 | 内容 |
4 | 品質マネジメントシステム | 文書をはじめ、システムに関する全般的な要求。 |
4.1 | 一般要求事項 | |
4.2 | 文書化に関する要求事項 | |
5 | 経営者の責任 | 経営者に対する要求事項。 経営者自身が責任をもってすることを含め、経営者の責任により会社及び従業員が果たすべき事項が定めれています。 品質計画を遂行するうえで、経営者者の果たすべき役割も大変多きものです。 |
5.1 | 経営者のコミットメント | |
5.2 | 顧客重視 | |
5.3 | 品質方針 | |
5.4 | 計画 | |
5.5 | 責任、権限及び コミュニケーション |
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5.6 | マネジメントレビュー | |
6 | 資源の運用管理 | 人に対する力量及び会社の設備や建物、作業環境に関する要求事項。 |
6.1 | 資源の提供 | |
6.2 | 人的資源 | |
6.3 | インフラストラクチャー | |
6.4 | 作業環境 | |
7 | 製品実現 | 製品・サービスを作り出すプロセス全般に対する要求。 |
7.1 | 製品実現の計画 | |
7.2 | 顧客関連のプロセス | 営業プロセスに対する要求事項。 |
7.3 | 設計・開発 | 設計開発(企画を含む)に対する要求事項。 |
7.4 | 購買 | 製品仕入や外注業者に関わる購買プロセスに対する要求事項。 |
7.5 | 製造及びサービス提供 | 生産プロセスまたはサービス提供プロセスに対する要求事項。 |
7.6 | 監視機器及び測定機器の管理 | 測定機器の校正や管理に関する要求事項。 |
8 | 測定、分析及び改善 | プロセスが規格や顧客、または自社のルールに適合しているかどうか測定、監視を行い、継続して改善活動を実施するための要求事項。 会社はデータの収集をはじめ、内部監査や不適合品の処置、是正処置を実施しなければならない。 |
8.1 | 一般 | |
8.2 | 監視及び測定 | |
8.3 | 不適合製品の管理 | |
8.4 | データの分析 | |
8.5 | 改善 |